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瓦屋根の雨漏りトラブルを解決!原因と補修方法をご紹介!

2024.03.10
 瓦屋根は日本の風景に溶け込む伝統的な屋根ですが、その美しさの裏で、雨漏りの悩みを抱える家庭も少なくありません。
本記事では、瓦屋根が雨漏りに至る原因と、それに対する効果的な修理方法について解説します。
瓦屋根に雨漏りが発生する根本的な原因を理解し、適切な対処法を見つけられるよう、具体的かつ詳細な情報をお伝えしていきます。
 

□瓦屋根の雨漏り発生原因とは?

 
1:瓦の不具合による雨漏り
 
瓦屋根の最も一般的な雨漏り原因は、瓦自体の不具合です。
強風や地震による瓦のずれや浮き、割れが主な原因として挙げられます。
これらの不具合により、瓦下の防水紙が露出し、紫外線や雨水の影響を受けて劣化が進むことで、雨漏りに至ります。
瓦は耐久性に優れていますが、完全に固定されているわけではないため、外力には弱い一面があります。
 
2:屋根構造の不具合と雨漏り
 
屋根構造の不具合も雨漏りの大きな原因です。
特に漆喰の剥がれは、棟瓦の安定性を脅かし、雨水の浸入を許してしまいます。
漆喰は経年劣化や自然災害により剥がれやすく、これが棟瓦の固定不足を引き起こし、結果として雨水が内部に浸入する原因となります。
 
3:金属部材の不具合による問題
 
板金の劣化も重要な問題です。
板金の保護層が劣化すると、次第に錆が発生し、最終的には雨漏りへと繋がります。
板金は本来、雨水の排水機能を果たしていますが、劣化によりこの機能が損なわれると、雨水が屋根内部に滞留し、雨漏りの原因となります。
 
4:防水紙(ルーフィング)の重要性
 
雨漏りの根本的な要因として、防水紙の劣化も挙げられます。
防水紙は屋根の最終防御線として機能しており、この部分が破れたり穴が開いたりすると、雨漏りは避けられません。
防水紙の劣化は、瓦のずれや浮きによって露出し、その後の劣化が進行することが多いです。
 
5:土葺き屋根の特殊な問題
 
土葺き工法で作られた瓦屋根では、土の減少が雨漏りの一因となります。
経年や自然災害により土が流出すると、その下の杉皮や杮板へ水分が到達し、これが腐食の原因となって雨漏りにつながります。
 

□瓦屋根を修理する方法

 
瓦屋根の修理は、その部分的な損傷や全体的な劣化の度合いによって異なります。
適切な補修方法を選択できるように、劣化状況別の対策方法について確認していきましょう。
 

*部分的な補修

 
瓦のズレや割れには、コーキングによる修理が有効です。
ただし、漆喰部分にコーキングを使用すると通気性が損なわれるため、その点には注意が必要です。
 
また、瓦の交換は必要に応じて行います。
棟部の漆喰も経年で剥がれるため、定期的な塗り直しが必要です。
板金部分が原因の雨漏りは、板金の交換で対応します。
 

*全体的な補修

 
セメント瓦の場合、定期的な塗装が必要です。
塗装は耐水性を保つために行い、約10年を目安に再塗装が推奨されます。
 
一方、葺き替えは築年数が経過し、部分的な補修では対処できない場合に適しています。
葺き替え作業には、防水シートや野地板などの交換も含まれます。
全体的に劣化が進行している場合には、葺き替えを検討しましょう。
 

□まとめ

 
この記事では、瓦屋根の雨漏りの主な原因と、それに対する具体的な修理方法について解説しました。
瓦そのものの不具合、屋根構造の問題、金属部材や防水紙の劣化、土葺き屋根の特殊な問題など、雨漏りの原因は多岐にわたります。
これらの問題に対処するためには、部分的な補修から全体的な葺き替えまで、状況に応じた対応が重要です。
瓦屋根のトラブルに直面した際には、これらの情報を参考に、適切な対策を講じましょう。
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